『ハプスブルク事典』に「カカーニエン」の項を執筆

昨年末、丸善出版から突然執筆依頼が来た。ローベルト・ムージルについて書いて欲しいとのこと。
どういう主旨の事典なのか、何に力点を置けばよいのか、など編集者とやりとりして、項目を「カカーニエン」とすることになった。元締めはスペイン文学研究者であって、カール大帝(=シャルルマーニュ)前後の絢爛豪華なスペイン・ハプスブルクがメインであるらしい。
ハプスブルク事典ポスター-圧縮 丸善出版のHPをみると、長いハプスブルクの歴史においては、ウィーン世紀末なんか、衰退、消滅期のかすかなエピソードにすぎないように感じられる。
ハプスブルク事典
はじめての経験だが、執筆者にも保存用見本(Belegexemplar)が送付されない本である。
買いたい執筆者は2割引で入手できるとのこと。のちほど稿料が入金されるらしいが、何百円か何千円か、楽しみです。

 

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