Der ,politische’ Musil und der Mäzen を発表しました。
「〈政治的な〉ムシルとメセナ ― パリのローベルト・ムシル ― 」を発表しました。
中央大学の紀要「ドイツ文化」第80号、2025年3月、19頁~46頁。
musil in paris ganz pdf.
抜刷りでは分かりづらいので、パリの地図などを貼りつけます。
Aは Palais de la Mutualité (いわば共済会館)、「文化の擁護のための国際作家会議」会場。
Bは地下鉄駅 Maubert Mutualité. 近くにはクリュニー修道院、ソルボンヌ、パンテオンなどが
ある。
在パリ・ソ連大使館の「赤のサロン」、エストレ館内。18世紀初頭にエストレ公の未亡人のために建てられた。1863年にロマノフ朝が130万フランで購入。ここで「文化の擁護のための国際作家会議」のレセプションが行われた。裏で糸を引いているのがコミンテルンだ、とバレバレになるのも厭わず。ムシルは亡命中のデーブリーンと再会した。
パリ市街図。A: Palais de Mutualité. B: Metro, Maubert Mutualité. C: ロダン美術館.
D: ソ連大使館. E: ルーブル。
パリ市街図(部分)。C: ロダン美術館。D: ソ連大使館。北のセーヌ河沿いにオルセー駅がある。