2023年2月14日(木) / 最終更新日時 : 2023年2月14日(木) nanaohayasaka 近況など Wilhelm Fink 社から著書が刊行されます “Meinen Schweizer Aufenthalt wohlgefällig zu verbuchen …” という長ったらしいタイトル。 これはムージルがチューリヒのルジュンヌ […]
2023年2月12日(木) / 最終更新日時 : 2023年2月12日(木) nanaohayasaka 近況など 『ハプスブルク事典』に「カカーニエン」の項を執筆 昨年末、丸善出版から突然執筆依頼が来た。ローベルト・ムージルについて書いて欲しいとのこと。 どういう主旨の事典なのか、何に力点を置けばよいのか、など編集者とやりとりして、項目を「カカーニエン」とすることになった。元締めは […]
2023年2月12日(木) / 最終更新日時 : 2023年2月12日(木) nanaohayasaka 近況など 「菩提樹変貌」 シューベルトの「菩提樹」に関するあれこれを、『芸術のリノベーション』(中央大学人文科学研究所編、中央大学出版部、2020年)に執筆しました。導入部は、Lindenbaum は菩提樹ではないというところ。もともとインドに生 […]
2020年12月26日(木) / 最終更新日時 : 2020年12月26日(木) nanaohayasaka 近況など カフェ沖本に行ってみた もう二度と行かない。(というか、夏なら行ってもいいか・・・) 国分寺市内藤に10月に開店したカフェ沖本。これまで3回トライして、「待ち時間90分でーす」とか言われて、すごすご帰っていた。今日ふらりと立ち寄ったら、珍しく2 […]
2020年12月17日(木) / 最終更新日時 : 2020年12月17日(木) nanaohayasaka 近況など 川波静香『母島』 小笠原諸島の母島をめぐる物語。 これはもう、小笠原の文学記念碑になるでしょう。 前半の、泉家の歓迎宴会のにぎやかさ。島の豊かさ。島民の収入は「学校の先生」の10倍だったという。この母島に住む友人泉耕太郎に懇請されて父は、 […]
2019年12月13日(木) / 最終更新日時 : 2019年12月13日(木) nanaohayasaka 近況など 『クロイツァーの肖像』 昭和22年1月、日比谷公会堂。日本交響楽団の定期演奏会。シューマンのピアノ協奏曲の第2楽章の途中で停電になった。会場の明かりが点いて再会、また停電。それが10回ほど続くと、クロイツァーはたったひとりでソロ・パートにオーケ […]
2019年12月1日(木) / 最終更新日時 : 2019年12月1日(木) nanaohayasaka 近況など 森岡実穂『オペラハウスから世界を見る』 やっと日本でも、本格的なオペラ評論家が現れた。たとえばその昔、約20年前のこと。某学術誌が「ドイツ音楽」特集を企画した。オペラ部門を依頼された某国立大学の某教授氏は、ドイツのオペラ雑誌2年分を読破して「こうなっています」 […]
2019年11月2日(木) / 最終更新日時 : 2019年11月2日(木) nanaohayasaka 近況など 宮下奈都『羊と鋼の森』 帝国ホテルのグランドピアノの調律を引受けているISAMU. H氏が、先月下旬、二日間にわたって、わがブラザー・ピアノのオーバーホールをやってくれた。47年もののヴィンテージだから大変な作業だった。調律しながらISAMU. […]
2019年11月2日(木) / 最終更新日時 : 2019年11月26日(木) nanaohayasaka 近況など 萩谷由貴子『蝶々夫人』と日露戦争 Amazonのレビューで5つ星が12レビュー続いた。(13人目が4つ星にした。) これは著者の萩谷氏に送信したメールを再録しよう。 たいへん感動したので、勝手ながら(自分の気を落ち着かせるために)メールします。Amazo […]
2019年11月2日(木) / 最終更新日時 : 2019年11月2日(木) nanaohayasaka 近況など 渡辺美奈子『ヴィルヘルム・ミュラーの生涯と作品』 わが国で最初の本格的なW・ミュラーの評伝だ。副題に「冬の旅」を中心に とあるように、これまで「冬の旅」というとシューベルトのことばかり論じられていたので、詩人のW・ミュラーもちゃんと押さえなければ、というもっともな動機か […]