🎹「7/8サイズ・キーボードが私にはちょうど良い」

細幅鍵盤の試弾第二号は、K.さんでした。スパン(親指~小指)は17㎝です。標準鍵盤の1オクターブは16.5㎝だから、ぎりぎり8度は届きます。

 

 

 

 

しかし、たとえばドビュッシー『喜びの島』の67小節目の右手は、1指でシを押さえて、4指でラ、5指でシを押さえなければならない。

標準鍵盤(カシオの Privia)では、ラまでしか押さえられない。

 

 

でも、DS 5.5の7/8サイズ・キーボードでなら、シまで押さえられます。

 

 

 

じつはK.さんは、すでにアメリカで3つの細幅鍵盤を試弾していました。つまりDS 6.0(15/16サイズ)、DS 5.5 、そしてDS 5.1(12/16=3/4)。「3/4サイズはどうでしたか?」と聞くと、K.さんは「指が太いので黒鍵間のスペースに入らない、このDS 5.5がちょうど良い」と答えました。細幅鍵盤を弾くのは、およそ3年ぶりだそうです。
K.さんはドビュッシー『喜びの島』冒頭のカデンツァを流れるように弾いていたけれど、録画のタイミングを失してしまった。『アラベスク』の録画(一部)を貼り付けます。ふだん細幅鍵盤で練習できないのは可哀想です。なぜ日本のメーカーは細幅鍵盤を作ってくれないのでしょうか。

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