🎹弾き比べ(サイズの違うピアノで)
ショパンのエチュード「別れの曲」の中間部、右手も左手も6度の上下の連続。
これをスムーズに弾けるかどうか、京都府のTaekoさんが動画にしてくれました。
たしかに、手の小さいピアニストにとっては、こういう「難所」を弾くときは、肩、肘、手首、そしてもちろん指の関節のあちこちを必死に調整しながら打鍵する、しんどい作業になります。椅子に坐るときも、ちょっと右寄りとか、微妙に調整します。ところが身体の大きいピアニストは、可動域も広いし指も届くので、ドンと椅子に坐ったらのびのびと弾くだけです。
*君は大谷翔平のストライクゾーンでホームランが打てるか?
ちょいと草野球でもやったことのある人なら分かること。ストライクゾーンは、バッターによって異なる。その高低の規定は「肩の上部とズボンの上部との中間から、膝頭の下まで」。ですから、身長193㎝の大谷翔平君のストライクゾーンと、たとえば身長160㎝のボクのストライクゾーンとは、ものすごく違う。面積にしたら、おそらく半分か、それ以下になるだろう。(実際、練習試合のときの相手方ピッチャーは、ひどく投げにくそうにしていた。なにしろ、ふだんのド・ストライクをボクに投げないとストライクにならないのだ。)さてお立ち会い。この身長160㎝のバッターに、大谷翔平のストライクゾーンを適用されたらどうなるか。届きもしない外角高め、外角低め、三球で三振に決まっている。それをやっているのが標準鍵盤なのだ。フェアプレイ精神のカケラもありません。