細幅鍵盤(DS 6.0)と標準鍵盤の設計図も公表します。

パンパカパーン!!の第二弾です。
細幅鍵盤DS 6.0のピアノの鍵盤設計図を貼り付けます。

ご覧のように、白鍵ソ、ラの上部は、13,5mm (ないしそれ以上、クリアランスによる)と、従来のDS 6.0 のピアノよりは余裕があります。黒鍵上部も 9mm と、標準鍵盤の黒鍵(9,5mm~10mm)に近くなっています。京都府のTaekoさんの持っているディアパソン・グランド(DS 6.0)では、黒鍵上部が 7mm と細いのですが、これは白鍵ソ、ラの上部に指が入るように、削られていると推測されます。この新デザインではそういう弊害が解消されます。
もちろん、前回の投稿で詳述したように、白鍵の幅を均一にせず、 a グループと b グループに分けたことにより、弊害が解消されているわけです。白鍵幅の違いは、きっかり1㎜です。それほど大きい違和感はないのではないかと予想します。
次に標準鍵盤のデザインを公表します。

ご覧の通り、白鍵ソ、ラの上部は、かなりゆとりがあります。
これは、白鍵を a グループと b グループに分けたためでもあるけれども。白鍵上部の E と F の幅をフレキシブルに取っているためでもあります。つまり、黒鍵に挟まれていない E と F はアクセスが良い、打鍵が比較的容易なので、広いスペースは必要ないのです。(前回投稿したDS 5.5も、今回のDS 6.0のピアノの E と F も同様。)
「ブログ村」のドイツ在住の優希おばちゃんは、最近工房で、1910年製のベヒシュタインの黒鍵を削ってもらったそうな。それは彼女のパートナー氏(ドイツ人男性)の指が、白鍵ソ、ラの上部に入らないからだった、と分かりました。「手デカ」さんにとっても、旧来の標準鍵盤は弾きにくいのです。

 

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