norichopin さんがDS 5.5を試弾しました。

norichopin さんは群馬県から、はじめて武蔵野線に乗って、 Kurze Finger スタジオにやってきました。
DS 5.5 を弾くのもはじめて。しかしショパンの前奏曲24曲を一気に弾きまくった。それから「子守歌」(Berceuse. Op. 57)を暗譜で。(VTRは途中から。)

前奏曲1番の難所も、弾きこなす。

3と5の指(中指と小指)が届かないと弾けない箇所があるのだ。


有名な前奏曲7番の難所も、届いた。

手の小さい人が、右手でこの5つの鍵盤を押さえるのは、標準鍵盤では無理だ。


この曲の要(かなめ)ともいえる、この和音を一気に弾けるのは、何と幸せなことか!!
norichopin さんは、標準鍵盤(スタインウェイ)とDS 5.5(Steinbuhler-Walter社)を比較した動画を送ってくれた。
細幅鍵盤でどこまで届くか
以下はnorichopin さんのメールです。

「ピアノを再開して14年ほどになります。ショパンを弾くことが多いのですが、ショパンでさえ手が届かなくて楽譜通りに弾けず、音を抜いたり指使いを工夫したりと、小さな手でも弾ける方法を考えることに多くの時間を費やしてきました。しかし、数ヶ月前、たまたま出会った15/16細幅鍵盤を試弾したとき、今までの苦労は単に私の手が小さいからだと実感してしまったのです。鍵盤幅が小さくなるだけで、ピアノの世界がこんなにも自由で楽しいものになるのかと感動しました。そして今回は、さらに細幅の 7/8 (DS 5,5) 細幅鍵盤を指弾させていただきました。
7/8 (DS 5,5) は標準鍵盤とはだいぶ違うなという感じはありました。私の手では目一杯開いて標準鍵盤のオクターブがやっとなので、9度が届いてしまうDS 5,5 ではオクターブの感覚が瞬時には馴染めず、慣れが必要だなあと思いました。特に左手ですが、普通にオクターブを弾こうとすると9度を掴んでしまう、という初めての経験でした。右手の単旋律などはすぐに対応できました。そして右手で黒鍵の9度10度まで届いた時には感動しました和音の中の音も楽譜通りに音が取れるので、譜読みの労力もかなり軽減されるだろうと思いました。ショパンの残した楽譜の通りに音が取れることは長年の夢でしたので、それが実現する希望が見えてきました。細幅鍵盤があれば、手が小さなピアノ愛好家にとって、自由で楽しいピアノの世界が広がるであろうことは間違いないので、そんな世界が実現することを切に願っています。  norichopin 」

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