寺田理恵子アナは「革命」を弾けるだろうか?(NHK3ヶ月でマスター)
「お相撲の鉄砲みたい」という画面で今回の放映は終っている。
寺田理恵子アナウンサーが、オクターブに届くのがやっとなので、本田聖嗣講師が「親指と中指を180度開くようにトレーニングするといい」と指導したため。
画面を見れば一目瞭然、本田講師の手は、寺田アナの倍ぐらいに見える。(カメラに近い所為もありそうだが。)
たまたま10月16日の放送を見て、途中から録画した。これは手の小さい女性に対する虐待に見える。
オクターブを押さえると。左の本田講師の手は余裕があるが、右の寺田アナのオクターブはギリギリだ。
親指も小指も、白鍵の内側の角に、辛うじて引っかかっている。
推測するに、本田講師のスパン(1指~5指)は22㎝~24㎝。決して「手デカ」ではないので、パリ国立高等音楽院首席卒業には苦労したことだろう。寺田アナのスパンは、おそらく17㎝から19㎝。(NHKは二人のスパンを表示していない。というか、計測すらしていないかも。日本音楽教育学会がスパンの統計すら取っていないのだから、無理もないかも。とはいえ、きめ細かいはずの日本人が、スパンに関してこれほど無関心なのは何故だろう?)
和音を押さえると、さらにしんどくなる。3指が黒鍵、4指が白鍵を押さえると、小指はぎりぎりで黒鍵の内側の角に引っかかっている。左の本田講師の小指が余裕で黒鍵を押さえているのと対照的だ。
こういう虐待、と言って悪ければ「機会不均等」を見て、誰も抗議の声を挙げないのはどうした訳だろう?
本田講師は「大人の学び直し」の利点として、子供の手は小さいし、ピアノという楽器には「(弦楽器などと違い)ジュニアサイズも無いので大人の方が弾きやすいんです」と語っている。
ジュニアサイズはあります!ウチに。東京ストレットピアノにも。ほかにもDS 6.0のピアノはあちこちにある。日本の音楽業界が無視しているだけです。メーカーも製造販売を停止している。
ジュニアサイズというよりも、シニアサイズと言うべきかも知れない。還暦過ぎの寺田アナは、徐々に骨密度が低下して、身長も手の大きさも縮小する。今後の彼女には、DS 6.0のピアノ(オクターブ153㎜)ないしDS 5.5(オクターブ140㎜)がちょうど良いはずである。
こんな無理なレッスンを続けて、どうなるのだろう?
ハラハラしながら、フォローするほかはない。