🎹テンポ・ブルース(『パリのアメリカ人』中間部)を細幅鍵盤で弾いてみた
『パリのアメリカ人』の中間部はブルースになる。この主題は「ガーシュウィンの作曲した多くの美しい旋律のなかでも、もっとも美しいものといわれている。」(日音楽譜・解説)。弾けるものなら弾いてみたい。でも、導入部のAssai moderato (テンションのオンパレードだ)の左手が10度の連続で、標準鍵盤では、スパン20.5cmのボク(Kurze Finger)に弾けたものではない。
さてお立ち会い、7/8サイズ・キーボードのDS5.5ならば、10度が届くのである。古希を過ぎての譜読み、練習しても上達しない、すぐ疲れる、は毎度のこと。それでもTempo Blues に入って8小節目の右手の上声部が奇跡的に弾けたので、Youtubeにアップしました。もちろん無謀曲、見切り発車、鑑賞非対応です。
スパン20.5cm以下の方でこれ以上の演奏を標準鍵盤でしている場合は、ぜひ教えてください。敬意を表します。
映画『パリのアメリカ人』(1952年アカデミー賞6部門受賞)では、このブルースの部分をジーン・ケリーとレスリー・キャロンがたっぷりと踊っていました。お口直しにどうぞ。