今月10日に搬入の予定です。
ピアノ運送のM・デリバリー(八王子)から連絡が来て、今月10日に搬入できるのだとか。ようやく、という感じです。でも、のんびり待っているわけにはいかない。車輪とインシュレータの問題があります。もともとアメリカから届いた状態では、キャスター(ピアノの脚部についている車輪)が、デュアルのゴムでした。それが浜松の工場で、金属製のデュアル・キャスターに付け替えられたとのこと。
一瞬、 Kurze Finger は「ブラヴォー!」と喜んでしまった。ピカピカのデュアルは、コンサートホールのスタインウェイとか、ブランドものの名器でみるもの。それと同等になったような錯覚を懐いてしまった。もちろん「ブー」です。サイズが全然ちがう。
そして問題はデュアル用のインシュレータ。わが家のシングル用インシュレータだと、車輪が底に届かず、ピアノの木部がゴムの枠に支えられて、いわばピアノが宙に浮く状態になるだけ。しかも調律師ISAMU. H氏の助言により、ピアノの下には畳が敷いてあるので(防振、防音のため)、ゴムのインシュレータごと、ピアノの車輪はグッサリと畳みをえぐって沈み込む。これを阻止できる、強固なインシュレータはないらしい。なおかつ、現存のインシュレータのどれもが、直下型地震でピアノの移動を防げるものではないらしい。
それでも、これまで度々お世話になっている、近所のM楽器さんに、それ用のインシュレータの中古はないか、メールで問い合わせました。
えーと、要するに気休めです。 Kurze Finger としては、とりあえず近隣への配慮として、防振防音をやり、なおかつ半殺し状態のアップライト・ピアノであっても、それなりの音で歌って欲しい、そんな気持ちで今後も取り組みます。