🎹 京都府のTさんが『スケルツォ三番』をアップしました。

ボク Kurze Finger にとっては懐かしい曲。むかーし、NHKラジオが中村紘子の『スケルツォ三番』と『エステ荘の噴水』(F. リスト)を放送していて、それをSONYのオープンリールで録音したものを繰り返し聴いていた。
やっぱりショパンは、和音の神様だし、構成は前衛的だし、Finaleもカッコいいし、特別です。
Tさんのスパン(1~5指)は19㎝で、ボクより1,5㎝短い。ディアパソン・ピアノ(1オクターブで1㎝、標準鍵盤より狭い)で、力強く演奏されています。

これを視聴して、Tさんに「手がずしん、と押えるべきところを押えていて、体重がグランドピアノに伝わっている。やはり音大出身の方々は別次元です」と書き送ったところ、返信あり。「動画ではラクに弾いているように見えます。実際には両手オクターブの連続は、叩きつけるような弾き方じゃないと、まともに音が鳴りませんでした。これで苦しみました。鍵盤を押える、というより〈下に押し込む〉感覚でないと音が鳴らないため、弱音の調整も難しく、細かいニュアンスなんか全く表現できません」とのこと。沖縄に40年置かれていたディアパソン・ピアノのシーズニングには、まだまだ時間がかかりそう。しかもDS 6.0 よりも幅が広いので、大変なご苦労だったと推測します。まずは、Bravo! です。

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