うめ吉の生演奏を味扇で
俗曲の名手、檜山うめ吉のナマ演奏を、たった4人の目の前2mぐらいの距離で、たっぷり堪能しました。場所は神楽坂の味扇。お出ましまでビール、冷酒で小洒落た突き出しをいただいて待ちます。やがて「あの」うめ吉さんが、きりりと髪を結って三味線をかかえて登場。米山甚句、水の深さ、三階節、雷さん、ほかあれこれの曲を目の前で演奏。一曲ごとに音締めして、三味の絶妙の音程と、細い声の的確さ。眼福でもあり、耳福(といっていいのか)でもありました。なおかつ、曲の合間にお客と会話してくれる。同じテーブルに常連さんを含むにぎやかな三人組がいたので、助かった。ボクは借りてきた猫のようにおとなしくしていました。
数年前池袋演芸場ではじめてうめ吉を見て以来の、隠れうめ吉ファン。ネットでつきとめて、おそるおそる神楽坂の味扇に来ました。
女将の芳江さんも、当意即妙、すべて心得済みの女将さん。「おあいそ」も電話で聞いた「だいたい〇〇ぐらい」の通りでした。(ボクは領収書いりません、と言いました。)