右手親指の軟骨が消滅
7ヶ月ぶりに、さかい整形外科に行った。なにしろ4月10日に、特別措置のおかげで地元の薬局から、3ヶ月分の薬をもらったまま、ずーっと通院しないでいた。江古田の整形外科を往復すると、なんだかんだで四時間ぐらい。武蔵野線と西武池袋線、乗換駅で買物をしたり、晩飯を食べたりすると、ほぼ半日使ってしまう。なぜか行くたびにスタッフが一部入れ替わっていて・・・あとは口をつつしみます。
Dr.酒井はレントゲン写真を見て、「右手親指の軟骨がすり減って、無くなっていますね」。見ると、なるほど第二関節(MP)では骨と骨がジカに接触している。もうすぐ後期高齢者、軟骨がだんだん無くなるのはあたりまえ。とはいえ、これでピアノを弾いたのでは、骨が擦れ合って、指がさらに短くなりそう。(画像は上野行政書士HPより) さらにDr.酒井は右手の超音波画像を見ながら、「はい指を曲げてみて。あー、まだ肥厚してますね」。一緒に画像をみても、もやもやしてよく分からない。しかし左手の超音波の画像では、指を曲げるとラインがするすると動くのがよく分かった。左の親指は、ほぼ治っているらしい。
(画像は藤井脳神経外科・整形外科HPより。「左は正常、右は厚くなった部分」。)右手の腱鞘炎は、昨年4月からほとんど変わっていないと思われる。ただ痛みが感じられなくなっているだけだ。(ときどき第一関節がジーンと痺れる。)こんな手で毎日一時間とか1,5時間ピアノを弾いていたのか、と思うとゾッとする。
久しぶりに「リハビリ室」に入って、パラフィン浴を受ける。右腕は袖を肩までまくり上げて、肘までどっぷりとパラフィンに浸ける。無理に指を拡げるため、肘も傷んでいるからだ。(なんでこんな目に遭わなければならないんだ?!)両手にパラフィンを纏ったまま10分間着席。その間にもさまざまな患者さんがパラフィン浴を受けている。おやじ、おばさん、娘。標準鍵盤ピアノの犠牲者かどうかは分からない。このごろは、スマホでゲームをして腱鞘炎になる人びともいるらしい。(まったく同情できまへん。)
薬局で一ヶ月分の薬を受け取る。薬剤師さんに質問。この青い(プラスティック・ケースの)薬は、痛み止めですか、消炎剤ですか? 答え「炎症を抑えて、その結果痛みが抑えられるものです」。この赤い(プラスティック・ケースの)薬は、胃薬ですか? 答え「胃の粘膜を保護するものです。青い薬の副作用があるので。調子のよくないときは、服用をやめてください」だって。そういえばこのところ、腹が減ったと思ったことがない。なんだか昨晩、腐ったネズミを食ったような、気持ちの悪さが続いている。うまいものを食べる、だけが楽しみというポンコツ老人が、それさえ奪われているわけだ。なぜこんな目に遭わなければならないんだ?!