演奏動画(細幅鍵盤による)を準備中です。

そのうち、実際に細幅鍵盤で演奏する動画を、Youtube 画像にしてアップしよう、とたくらんでいる。
たとえばショパンのプレリュード7番(Op. 28, No. 7)の3行目。右手は10度を押さえないといけない。
ここはいわば、7番の、あの「シルフィード」のサビの部分。この10度を押さえなければ、話にならない。
ところが標準鍵盤では、それが不可能なのだ。ボク( Kurze Finger )が細幅鍵盤が必要だと言うと、「脱力が肝腎よ」とか言う人がいたが。いくら脱力しても、肩を脱臼しても、物理的に届かないものは、絶対に届かない。届かなければショパンのプレリュードにならないのだ。

標準鍵盤でトライすると、1オクターブを押さえるのが精一杯だ。(繰り返しになるが、ボクのスパン、1~5指は21、5㎝。男子としては狭いが、女子のスパンの平均値に近いと認識している。)もちろん、肝腎の「ラ」の#には、まるっきり届かない。

さてお立ち会い。7/8サイズのキーボード(Steinbuhler-Walter社製)ならば、このように10度を押さえることができる。ショパンのプレリュードの音を鳴らせるのだ。これがどれだけ嬉しく、有り難いことか、分からない人とは、友達になりたくない。(実際に動画に音声が付いていたら、しみじみ分かってもらえるだろうと思います。)

もっと顕著な例。ガーシュインの「パリのアメリカ人」の冒頭。左手はまず10度。それから(2の下降部では)11度をカバーしなければならない。これは標準鍵盤では無理だ。7/8サイズ・キーボードで、やっと弾ける。というか、この細幅鍵盤でなければ、いたずらで弾くことすら不可能なのだ。この動画も、このブログにアップしたい。

・・・というようなわけで、すでに某理工学部・情報工学科出身のS君にはソフトの準備など依頼してあるのだが。半年以上前から本業のとある著書にかかり切りになっているので、なかなか動画撮影まで行かない。――申し訳ありません、あと1~2ヶ月お待ちください。

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