🎹フランク「ヴァイオリン・ソナタ」(終結部)を細幅鍵盤で弾いてみた

楽譜はずっと前から持っていた。でも9度、10度が頻出するので、スパン20,5㎝の手では弾けなかった。たとえば以下の左手の部分は標準鍵盤では無理だ。

ところが、7/8サイズ・キーボードならば、届くのである。

このDS 5.5 のSteinbuhler-Walter社のコンソールで、第4楽章の末尾(ニ長調に転調したあと。Hの記号がある)のピアノ・パートを弾いてみた。

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以下は余談です。
譜面を見れば分かるように、随所に全音符や二分音符があって、押さえ続けなければならない。(フランクがオルガニストだったためだろうか。)青のブラシで示すと、こんな具合だ。

この持続音をマジメに押さえると、実際の演奏では9度、10度はもっと多くなっている(楽譜ピースにはイチイチ書き込んでいない)。さらに、ある程度は元の楽譜に指示が記入されているように、左手パートの高音部を右手親指がカヴァーし、また右手パートの低音部を左手親指がカヴァーする。ボク(Kurze Finger)の場合は、カヴァーだらけで、GVIDOの画面は両手が大童(おおわらわ)。貧困家庭のやり繰りのように、にぎやかになっている。

ここまで苦労してでも、弾きたいと思わせる魅力が、この曲にはある。
セザール・フランク唯一のヴァイオリン・ソナタ(1886年)は、イザイの結婚祝いとして作曲された。イザイはブリュッセル、パリなどで演奏を続け、フランクの名声は轟きわたったという。
Youtube の演奏動画を貼り付けます。伴奏の河地恵理子さんは、10度をジャンプして弾いています。お口直しにどうぞ。

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