山の上ホテルでフレンチ。
あの山の上ホテルが来年2月に休館するという。再開の時期は未定。それまで生きていられるか不明なので、高齢者の友人達とフレンチを食べに行った。
神田駿河台の坂を登ると、Advent (待降節)らしいイルミネーション。黒塗りの高級車が続々と乗りつけている。すでに予約はほぼ満杯らしい。ところが有能な幹事H君は、地下にあるコーヒーパーラーを予約していた。なんでも、もともとのフレンチ、「ラ・ヴィ」が閉店しているため、このコーヒーパーラーでディナーのコース料理を出しているのだとか。しかも7,500円。(天麩羅のコースが18,000円から、ということを勘案すると、実にリーズナブル!)
エントランス(フロント前)。アール・デコの建物は、W. M. Vories (1880-1964) ヴォーリズの設計。モードというのは不思議なもので、数十年前にここで会食したときには、時代遅れの感があった。つまり「新しくない」。ところが今は、古くてステキ、と思ってしまう。境目はどの辺にあるのだろう?
コーヒーパーラーのウェイトレスが、たいへん良かった。純朴で清楚で、山の上ホテルそのものの感じ。
この制服のデザイナーは誰か、あとでホテルに電話で聞いたけれども、要領を得なかった。肩のひらひらした布、エプロンのデザインなど、気が利いている。
乾杯のあとは、喋りまくり飲みまくり。高齢者4人でボトル2本を空けた。したがってオードブル、メインの写真はナシ。辛うじてデザートの写真だけ撮れた。おいしゅうございました。
会食には、それなりの名目があるのが普通。今回は名幹事のH君が、4冊目の著書を上梓(長編ミステリー)。画面左端。 Kurze Finger (画面右端)は二冊目のドイツ語著書を刊行。K君(右から二人目)は社会福祉法人理事長をやっと退任した。(ヴォランティア団体なので退職金などはナシ。)