朝日新聞に中田喜直と細幅鍵盤の記事が出ました

令和5年10月15日の朝刊、「日曜に想う」というコーナー。編集委員の吉田純子氏が「少数派の痛み 見ぬふりしない」という見出しをつけて、ある程度踏みこんだ随想を書いている。

今年は中田喜直生誕100周年にあたり、各地でイヴェントが催されている。
たとえば横浜市歴史博物館では「細幅鍵盤を弾いてみよう」と、中田喜直の弾いていた細幅鍵盤ピアノを展示して試弾させていた。

「細幅鍵盤」という言葉そのものを聞いたことがない人びとが、驚くほど多いのが現状なので、細幅鍵盤という語がメディアに出ただけで、慶事といえる(朝日新聞では「鍵盤幅の狭いピアノ」)。
とはいえ「少数派の痛み」という表現には、若干の抵抗感がある。実情は「潜在的多数派」の問題だからだ。
4年前の投稿、「人類の4分の3が排除されています」)(クリック)をご覧下さい。
標準鍵盤で無理な練習を続けたために、腱鞘炎などで苦しんでいるピアノ愛好家は、もちろんいます。それよりも遙かに多いのが、初級から中級にかけて「指が届かないからやめた」人たちであって、痛みを覚える以前の段階でドロップ・アウトしています。届かなくても必死に練習を重ねた、本当の音楽好き、ピアノ好きの方々が、痛みに苦しんでいるのです。(これについては、改めて投稿します。)

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