2020年12月26日(木) / 最終更新日時 : 2020年12月26日(木) nanaohayasaka 近況などカフェ沖本に行ってみた もう二度と行かない。(というか、夏なら行ってもいいか・・・) 国分寺市内藤に10月に開店したカフェ沖本。これまで3回トライして、「待ち時間90分でーす」とか言われて、すごすご帰っていた。今日ふらりと立ち寄ったら、珍しく2 […]
2020年12月17日(木) / 最終更新日時 : 2020年12月17日(木) nanaohayasaka 近況など川波静香『母島』 小笠原諸島の母島をめぐる物語。 これはもう、小笠原の文学記念碑になるでしょう。 前半の、泉家の歓迎宴会のにぎやかさ。島の豊かさ。島民の収入は「学校の先生」の10倍だったという。この母島に住む友人泉耕太郎に懇請されて父は、 […]
2019年12月13日(木) / 最終更新日時 : 2019年12月13日(木) nanaohayasaka 近況など『クロイツァーの肖像』 昭和22年1月、日比谷公会堂。日本交響楽団の定期演奏会。シューマンのピアノ協奏曲の第2楽章の途中で停電になった。会場の明かりが点いて再会、また停電。それが10回ほど続くと、クロイツァーはたったひとりでソロ・パートにオーケ […]
2019年12月1日(木) / 最終更新日時 : 2019年12月1日(木) nanaohayasaka 近況など森岡実穂『オペラハウスから世界を見る』 やっと日本でも、本格的なオペラ評論家が現れた。たとえばその昔、約20年前のこと。某学術誌が「ドイツ音楽」特集を企画した。オペラ部門を依頼された某国立大学の某教授氏は、ドイツのオペラ雑誌2年分を読破して「こうなっています」 […]
2019年11月2日(木) / 最終更新日時 : 2019年11月2日(木) nanaohayasaka 近況など宮下奈都『羊と鋼の森』 帝国ホテルのグランドピアノの調律を引受けているISAMU. H氏が、先月下旬、二日間にわたって、わがブラザー・ピアノのオーバーホールをやってくれた。47年もののヴィンテージだから大変な作業だった。調律しながらISAMU. […]
2019年11月2日(木) / 最終更新日時 : 2019年11月26日(木) nanaohayasaka 近況など萩谷由貴子『蝶々夫人』と日露戦争 Amazonのレビューで5つ星が12レビュー続いた。(13人目が4つ星にした。) これは著者の萩谷氏に送信したメールを再録しよう。 たいへん感動したので、勝手ながら(自分の気を落ち着かせるために)メールします。Amazo […]
2019年11月2日(木) / 最終更新日時 : 2019年11月2日(木) nanaohayasaka 近況など渡辺美奈子『ヴィルヘルム・ミュラーの生涯と作品』 わが国で最初の本格的なW・ミュラーの評伝だ。副題に「冬の旅」を中心に とあるように、これまで「冬の旅」というとシューベルトのことばかり論じられていたので、詩人のW・ミュラーもちゃんと押さえなければ、というもっともな動機か […]
2019年11月2日(木) / 最終更新日時 : 2019年11月2日(木) nanaohayasaka 近況などチャールズ・ブコウスキー『パルプ』 チャールズ・ブコウスキーの『パルプ』(柴田元幸・訳)。万城目学が週刊文春で再三にわたって称揚していたので、読んでみた。主人公は(表紙のイラストを見れば分るとおり)三流の私立探偵。酒好き、女好き。まぬけではないが、平気で危 […]
2019年11月1日(木) / 最終更新日時 : 2019年11月1日(木) nanaohayasaka 近況などドーリス・デリエ『奇跡にそっと手を伸ばす』 名著『オリエンタリズムとジェンダー――「蝶々夫人」の系譜』で知られる小川さくえ氏が、ドイツの映画監督(他)ドーリス・デリエの小説 “alles inklusive” (込み込み:パック・ツァーの費 […]
2019年11月1日(木) / 最終更新日時 : 2019年11月25日(木) nanaohayasaka 近況など常盤新平の『遠いアメリカ』 山口瞳の『行きつけの店』の「あとがき」に出てくる、繁ずしは、ボクの行きつけでもある。この春に大将(83歳)が店頭で転んで怪我をしてからは、もっぱら女将さんが寿司を握っている。昼はヴォランティア価格の千円。あるとき、山口瞳 […]