2021年2月4日(木) / 最終更新日時 : 2021年2月4日(木) nanaohayasaka オペラ・美術・音楽新国立劇場『トスカ』 メーリ(Francesco MELI)のカヴァラドッシ。まるで『トスカ』を初めて観た(聴いた)ような気分だ。一幕の登場シーンがすでに違っている。歌う前から、気品が漂っている。そして「妙なる調和」。最後の「Tosca, s […]
2021年1月8日(木) / 最終更新日時 : 2021年1月8日(木) nanaohayasaka オペラ・美術・音楽二期会『サムソンとデリラ』 圧巻は第二幕の「憎しみの二重唱」。大祭司(小森輝彦)とデリラ(池田香織)がノリにノって、交響的伴奏で歌う。下手なロックなんか目じゃない。かなり跳ぶけれども、『ホフマン物語』のミラクル博士の三拍子を思い出した。こういう狂気 […]
2021年1月1日(木) / 最終更新日時 : 2021年1月3日(木) nanaohayasaka オペラ・美術・音楽新国立劇場『こうもり』 今回の『こうもり』は、なぜかパーカッションに注意が向いた。一幕後半 No. 4 の三重唱はハ短調で「神よ、なんと悲しいこと!」と歌ってから、ハ長調に転じて「o je, o je, wie …」と浮き浮きした二 […]
2020年12月26日(木) / 最終更新日時 : 2020年12月26日(木) nanaohayasaka 近況などカフェ沖本に行ってみた もう二度と行かない。(というか、夏なら行ってもいいか・・・) 国分寺市内藤に10月に開店したカフェ沖本。これまで3回トライして、「待ち時間90分でーす」とか言われて、すごすご帰っていた。今日ふらりと立ち寄ったら、珍しく2 […]
2020年12月17日(木) / 最終更新日時 : 2020年12月17日(木) nanaohayasaka 近況など川波静香『母島』 小笠原諸島の母島をめぐる物語。 これはもう、小笠原の文学記念碑になるでしょう。 前半の、泉家の歓迎宴会のにぎやかさ。島の豊かさ。島民の収入は「学校の先生」の10倍だったという。この母島に住む友人泉耕太郎に懇請されて父は、 […]
2020年6月14日(木) / 最終更新日時 : 2020年6月14日(木) nanaohayasaka 連句第406回「宣言解除」の巻 緊急事態宣言が解除される前に立句が提示され、連句が始まるころには、すでに解除されてしまいました。とはいえ〇〇会議室で6時間以上、籠もりっきりになる連句は危険がいっぱい。メールによる文音となりました。https://mus […]
2020年1月18日(木) / 最終更新日時 : 2020年1月18日(木) nanaohayasaka 連句第401回「南方像」の巻 ついに白塔歌仙会が401回の例会を迎えました。 「南方像」の巻 (興味のある方はプリント・アウトを作成してください。) 1句(立句)宇治の平等院の鳳凰が南を向いているので、南方像と呼ぶのだそうです。一万円札の裏にいる。こ […]
2019年12月13日(木) / 最終更新日時 : 2019年12月13日(木) nanaohayasaka 近況など『クロイツァーの肖像』 昭和22年1月、日比谷公会堂。日本交響楽団の定期演奏会。シューマンのピアノ協奏曲の第2楽章の途中で停電になった。会場の明かりが点いて再会、また停電。それが10回ほど続くと、クロイツァーはたったひとりでソロ・パートにオーケ […]
2019年12月1日(木) / 最終更新日時 : 2019年12月1日(木) nanaohayasaka 近況など森岡実穂『オペラハウスから世界を見る』 やっと日本でも、本格的なオペラ評論家が現れた。たとえばその昔、約20年前のこと。某学術誌が「ドイツ音楽」特集を企画した。オペラ部門を依頼された某国立大学の某教授氏は、ドイツのオペラ雑誌2年分を読破して「こうなっています」 […]
2019年11月26日(木) / 最終更新日時 : 2019年11月26日(木) nanaohayasaka オペラ・美術・音楽ドラマの前提は明示せよ! (アナ雪、そして 7dolls 音楽座) 許しがたいので、書きます。(それほどヒマでもないのだが。) アナ雪2が公開されるのだそうだ。そこでは、なぜエルサが魔法を使えるのか、解明されるのだそうだ。 どういうこと? エルサが魔法を使える、という前提を「アナ雪1」で […]